沖縄旅行でぜひ味わいたいB級グルメといえば「沖縄タコス」
本場メキシコでもないアメリカでもない、ここ沖縄だけの味です。
「どこのタコスが本当に美味しいの?」と迷っている方の為に、この記事では、地元に根付いた老舗から人気店までを、地元在住のタコスマニアが奥深い魅力と共にご紹介します!
1.沖縄タコスとは?その特徴と歴史
沖縄タコスの背景には、戦後の米軍統治下で広まったアメリカ文化の影響があります。
タコスの本場メキシコでは、トウモロコシの粉でできた生地を薄く円形に伸ばし焼いた皮(トルティーヤ)に玉ねぎ、インゲン、パクチー、肉などを乗せて唐辛子のソースをかけた料理が一般的です。
メキシコに隣接したアメリカ南部では”Tex-Mex(テックスメックス)”と呼ばれるアメリカ風メキシコ料理が誕生。レタスやチーズ、トマトをたっぷり乗せるスタイルが特徴です。メキシコの柔らかい皮に対し、アメリカ式ではパリッとした揚げた皮が主流になりました。
では「沖縄タコス」とはどんな料理なのでしょうか?
沖縄タコスは小麦粉によるアメリカ式のパリッとした食感と、トウモロコシ粉によるメキシコ式のモチモチ感、その両方の魅力を融合させた“いいとこ取り”のタコスです。
今では地元の方々に長年愛される、沖縄ならではのローカルフードとして定着しています。
2.【食べ歩き調査】地元タコスマニア厳選ランキング
第3位:メキシコ

創業45年以上の老舗、宜野湾市にある行列の絶えないタコス専門店
最大の特徴はやはり生地。全体はもちもちと柔らかく外側はパリッとした食感。
そこに味付けされたミート、新鮮トマト、しゃきしゃきレタス、チーズがベストマッチ。
少しピリッとしたホットサルサソースがアクセント。長年愛される理由が詰まってます。

♦基本情報♦
住所:〒901-2221 沖縄県宜野湾市伊佐3丁目1−3
TEL:098-897-1663
営業時間:木曜~月曜 10:30~17:00
定休日:火曜 水曜
SNS:
| https://www.instagram.com/mexico_ginowan |
第2位:SENOR TACO(セニョールターコ)

1954年にオープンした、日本初のショッピングセンター内に店を構える老舗タコス店。
店内には、オーナーが本場メキシコで自ら買い付けた雑貨や装飾が並び、メキシコ×アメリカンのテイストが融合した独特の雰囲気を演出してます。
「SENOR TACO」オリジナルの生地は、やや厚みがあるのが特徴。揚げたてはカリッと香ばしく、具材と触れる内側は時間とともにモッチリとした食感へと変化します。その独特の味わいと食感は、まさにここでしか体験できません。

♦基本情報♦
住所:〒904-0023 沖縄県沖縄市久保田3丁目1−12
TEL:098-933-9694
営業時間:月曜~日曜 11:30~20:30
定休日:なし
SNS:なし
第1位:Mexican foods Amigo


Amigoのこだわりは生地にビタミン・ミネラルが豊富なスーパーフードのウコンを使用していること。これが沖縄感をグッと引き立てる。
5種類のオリジナルスパイスで味付けされたミートは、スパイシーで食欲をそそる味わい。
サルサソースには玉ねぎとニンニクが使われており、ほどよいピリ辛さがクセになります。
人気No.1の「月見タコス」は、黄身がとろりと広がる瞬間に甘みとコクが加わり、全体がまろやかな味わいに。
沖縄を訪れた際には、ぜひ一度味わってほしい一品です!

♦基本情報♦
住所:〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1丁目17−21
TEL:070-4323-8295
営業時間:水曜~日曜 11:30~18:00
定休日:月曜 火曜
SNS:
| https://www.instagram.com/mexicanfoods_amigo/ |
3.地元民おすすめ沖縄タコス
チャーリー多幸寿

沖縄タコスを語るうえで、絶対に外せない「元祖」の名店チャーリー多幸寿
米軍統治下の時代、Aサインレストランとしてスタート。
(Aサインとは米軍公認の飲食店に与えられた営業許可書)
当初はごく一般的なアメリカンレストランであったが、創業メニューの一つであるタコスが評判となり、やがてタコス専門店へと転身。
今ではオープン前から列ができるほどの人気を誇ります。
タコスにはもち麦を使用。アメリカ式のパリッと食感に、独特のモチモチ感が加わり心地よい食感を生み出しています。
具材は汁気がなく主張の強いビーフ(左側)、さっぱりとした味わいのチキン(中央)、全体をまとめあげるようなツナ(右側)の三種類。そこに欠かせないのが、島トウガラシを使った自家製サルサソース。ピリッとした辛みが素材の旨みをさらに引き立てます。

TEL:098-937-4627
営業時間:金曜~水曜 11:00~18:00
定休日:木曜
SNS:
沖縄タコスの原点を味わうなら、迷わず訪れたい一軒です。
♦基本情報♦
住所:〒904-0004 沖縄県沖縄市中央4丁目11−5
| https://www.instagram.com/charlies_tacos_1956/ |
*カーサタコス

カーサタコスはキャンプ・コートニー米軍基地の目の前にあり、オープンして以来、地元民と米軍基地関係者から愛され続けているメキシカン料理店です。
「カーサ」とは、ラテン語で家族やお家を意味します。
「誰もが気軽に集まれるお店にしたい」というオーナーの想いから、この名前が付けられたそうです。
オーナーは本場メキシコやアメリカで修行を重ねた後、沖縄に自らの味を届けるお店をオープンしました。
おすすめはビーフタコス(左)とチキンタコス(右)
タコミートは牛肉100%。脂っこさはなく、牛肉本来の旨みをしっかり味わえます。
あめ色になるまでじっくり炒めた玉ねぎが加わることで、牛肉の味わいに甘味と深みがプラスされています。
チキンタコスは程よく脂がのったジューシーな味わい。
塩コショウでしっかりと味付けされ、チキンの弾力とタコスのパリパリ食感が絶妙にマッチ。一口ごとに食欲を刺激します。
自家製のサルサソースには隠し味としてリンゴを使用。
ピリ辛というよりは爽やかな酸味が引き立ち、タコス全体の味を優しくまとめてくれます。

♦基本情報♦
住所:〒904-2202 沖縄県うるま市天願1387−5
TEL:098-972-6022
営業時間:金曜~火曜 11:00~20:00
定休日:水曜 木曜
SNS:
| https://www.instagram.com/casa_tacos_tengan/ |
4.テイクアウトOK♪ドライブコースで堪能する沖縄タコス
キングタコス 与勝店(テイクアウト専門店)

県内6店舗展開中の大人気チェーン店「キングタコス」今やキンタコの愛称で沖縄を代表するグルメスポットになっています。
キンタコでテイクアウトし5分ほど車を走らせると、両側にコバルトブルーの海が広がる定番のドライブコース海中道路。
車を降りて潮風に吹かれながら、ローカルグルメと海の景色を存分に楽しみましょう。
オリジナルのタコス生地は、パリッとした軽い食感に、もちっとした柔らかさが共存する独特のふにゃもち感が魅力的。
見た目からも分かるようにボリューム満点で、こぼさず汚さずに食べるのは至難の業。それもまた、キンタコの醍醐味です。
味付けはパンチの効いた濃いめで、トマトとレタスがほどよく全体をまとめますが、挽き肉とチェダーチーズの濃厚な味わいが主役としてしっかり存在感を放っています。

♦基本情報♦ *店舗により異なります
住所:〒904-2303 沖縄県うるま市与那城784
TEL:080-6483-1984
営業時間:月曜~日曜 10:30~21:00
定休日:なし
SNS:
| https://www.instagram.com/kingtacos_1984/?hl=ja |
ルークタコス

沖縄本島で夕日が一番遅く沈む場所「読谷村」
ルークタコスは読谷村のお隣、嘉手納町にあります。
夕日スポットとして人気なビーチまでは車で10分ほど。
テイクアウトしたタコスを片手に、沈む夕日を眺めながらゆったり過ごすのはいかがでしょうか?

店主のイチオシはガーリックシュリンプタコス(手前)とチーズステーキタコス(奥)
モチモチのトルティーヤの上には、あふれんばかりのプリップリなエビがたっぷり。
ひと口ほおばると、ガーリックの香ばしさとエビの弾ける食感が口いっぱいに広がる。
チーズステーキタコスは柔らかい牛肉と玉ねぎ、チーズが炒められておりボリュームの割にしつこくなくて、最後まで「おいしい」が止まらない満足度の高いタコスです。
どちらもそのままでも十分美味しいですが、サルサソースを加えると味のバランスが引き締まります。
玉ねぎ、キュウリ、島トウガラシが入っている自家製サルサは、ザクザクとした食感と爽やかな酸味が特徴です。後からくる刺激的な辛さがやみつきの味になります!

♦基本情報♦
住所:〒904-0203 沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納445−12
TEL:098-989-0996
営業時間:月曜から土曜 11:00~15:00 17:00~22:00
定休日:日曜
SNS:
| https://www.instagram.com/luketacos/ |
5.国際通り周辺!那覇で人気のおすすめ沖縄タコス
人気急上昇 今話題の「オキナワ鬼タコライス」

2025年4月末にオープンしたばかりの話題店オキナワ鬼タコライス
「辛い」「豪快」「楽しい」をコンセプトに、タコスファンの心をわしづかみ。
お目当てのタコスは一見、本場メキシカンスタイルかと思いきや、トルティーヤは薄揚げした沖縄スタイル。
低温調理された自家製コンフィ肉に、刻み玉ねぎとパクチーがアクセントを加える。
ライムやハラペーニョで味の変化を楽しみながらコーラで流し込めば幸福感が得られる。
気がつけばお皿は空っぽに。食べ終えたあとの満足感が、この店の人気の理由です。

♦基本情報♦
住所:〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2丁目24−14 1階
TEL:098-988-3770
営業時間:月曜~日曜 11:00~15:00 16:00~20:00
定休日:なし
SNS:
| https://www.instagram.com/okinawa.oni.tacorice |
いるだけでテンションUP!カラフルな店内「DRUNK TACOS」


DRUNK TACOSの店内はポップで鮮やか!
タコスの本場メキシコを思わせる装飾品が並び、この空間にいるだけでテンションが上がります。
驚くことに、装飾品はオーナーのお母様の手作りで購入することも可能だそうです。
沖縄タコスはチップスのようなパリッと食感。
歯ごたえが強くトルティーヤだけでも十分美味しく味わえます。
赤ワインで煮込まれたタコミートは存在感抜群。そこにチェダーチーズソースがマッチします。
別添えのフレッシュサルサソースは、辛さ控えめでトマトがさっぱり感を引き立てます。
カウンターにはさまざまな種類のホットソースが用意されており、自分好みの辛さに調整できる事も嬉しいポイント。
お酒の取り揃えも多く、メキシコビールやテキーラ、メスカルなど、メキシコらしさあふれる種類もあるので、タコスをつまみに一杯。そんな過ごし方もおススメです!


♦基本情報♦
住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志1丁目1−9
TEL:098-975-5959
営業時間:日曜~木曜 11:00~20:00 金曜・土曜 11:00~23:00
定休日:なし
SNS:
| https://www.instagram.com/drunk__tacos/ |
6.まとめ:沖縄タコスはメキシコでもアメリカでもない‘‘沖縄の味‘‘
沖縄タコスは、本場メキシコの伝統やアメリカ文化の影響を受けながら、独自に進化してきたローカルグルメ。
パリッと香ばしい生地とモチっとした食感、そして濃厚ミートや新鮮野菜。
そのバランスが「沖縄ならでは」の味を生み出しています。
観光途中にふらっと立ち寄れるタコス店も多く、テイクアウトして海を眺めながら食べるのもおススメ。
地元民に愛され続ける沖縄タコスを味わえば、旅の価値をより一層高めてくれるはずです。
ぜひあなたもここにしかない‘‘沖縄の味‘‘を楽しんでみてください。

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